オプトの歴史と逸話13 ~創業時お手本はリクルート~
1994年創業~1998年までのオプトの看板商品は
FAXダイレクトメール(FAX開拓君というサービス名称)。
これは、企業のFAXデータから
売上、利益、業種、所在地、社員数等
ターゲットを絞った上でFAXを一斉送信するサービスである。
企業データは東京商工リサーチ他様々なところから調達し、
FAX送信はリクルートの一斉送信サービスを主に活用した。
オプトにとってリクルートは非常に大切なパートナーになると同時に、
リクルートにとってもオプトは年間億単位で発注するクライアントになった。
ここでお世話になったリクルートの方とは未だにお付き合いがある。
オプトがFAXからネットにシフトしたように、当時のリクルートのFAX事業部にいた多くの方がネット業界に転身した。
小野さん:一番初めのオプト担当者。その後WEB制作大手ミツエー役員に転身し、今はサンブリッジ。
田中さん:次のオプト担当者。ビーマップ役員へ転身し上場。
富田さん:上記2名の上司。起業しイノベーション社長。
細井さん:協業案件多く、私はとても信頼していた方。
野元さん:その次のオプト担当者。トラコスへ。
辻本さん:当時の上司。マクロミル社長へ転身し、その後起業。
江幡さん:当時FAX事業全体の統括。その後起業しオールアバウト社長に。
板倉さん:ヤフーに転身、起業、インディビジョン社長。
有馬さん:ヤフーに転身、起業、そして今はグーグル日本代表。
吉田さん:楽天役員へ転身し、今は起業。
などなど、他にもたくさんの方がいらっしゃる。
これだけ見ても如何にネット業界に貴重な人材を輩出しているかが伺える。
実は私自身の就職活動でも最後までリクルートに入社するか迷った経緯がある。
当時ダヴィンチ編集長であった長薗氏に誘って頂いたように記憶している。
私にとってリクルートは尊敬し、お手本にしていた企業である。
かもめ等の社内報を取り寄せたり、社員の方に研修頂いたり等々。
リクルートのエッセンスを頂くために取引していた側面も多分にある。
創業者江副氏の物語「世間の非常識こそ我が常識」は何度も拝読した。
世間の非常識こそ、わが常識―起業家・江副浩正の野望 (光文社文庫)/大下 英治
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非常に自由闊達で、常に活力があり、
「隗からはじめよ」
「社員皆経営者主義」
「自ら機会を創り出し機会によって自らを変えよ」
などの理念はオプトの理念や目指す社風に近く、
理念浸透手法や人材投資手法、事業モデルにもとても興味を持った。
色々な意味でお世話になり、弊社にとって大切なお手本企業となった企業、リクルート。
今後も繁栄し続けて欲しい。