創業して1年後に
JIC
という当時としては珍しいスタートアップVCに投資を頂いた。
JICは
パソナの南部氏
ソフトバンクの孫氏
などが創ったスタートアップVCである。
先日JICから巣立ったイントランス上島氏と十数年ぶりに飲んだが、
JICから巣立ち上場したのは
ディップの冨田氏
や
ベネフィットワンの白石氏
などもいる。
そのJICで、特にお世話になった方の一人が
小出氏(現ビジネスコーチ社長)
である。
小出氏はパソナで広報に携わった経験があり、PRのイロハを教えて頂いた。
・記者と読者の立場に立って、プレスリリース文は考える
・「世界一」「日本初」という話題性を考える
など、どのようにすれば記事に取り上げてもらえるのか、
プレスリリース文の書き方や表題の付け方まで色々と教えて頂いた。
まだ売上が数千万円の当時のオプトが何度もマスコミに取り上げられたのは
このノウハウを得たことが大きい。
それにしても、はじめて新聞に大きく記事が取り上げられた時の喜びはいまだに忘れられない。
リリース文を作成し、何とか記者の取材にこぎつけた。
すると明日朝刊に記事になりそうとの連絡。
どきどきしながら、出勤時駅で新聞を買い、紙面を開くと結構な大きさで記事が踊っていた。
「やったー!」とガッツポーズをして、小躍りしながら出社した。
その後も日経新聞本誌にFAX開拓君の紹介記事が掲載された時は
100件余りの問い合わせを頂戴し、
大いに売上に結び付き創業時とても助かった。
とにかく、
知名度を広められ、営業上も使え、売上にも結び付くPRを
当時は特に重宝した。
今では
ネット上でのPR案件依頼も非常に増え、
口コミ伝播
や
口コミ効果測定
をサービスとして提供するようになっており、
ノウハウも格段にバージョンアップしている。
いづれにせよ、
PRの重要性、有難さを
身に沁みて感じた創業期であり、
改めて小出氏に感謝申し上げたい。