オプトの社是は「1人1人が社長」。
「真に自立した社員が、自由なワークスタイルで働く環境こそ素晴らしいに違いない。
何も毎日同じ場所に、定時に出社退社する必要などない。
勤務時間も、場所も自分の思い通りに決め実践すれば良い。」
そんな自由を目指している。
究極に目指す社風とはブラジルのセムラー社に近く、「NOルール、NO管理」である。
(「
奇跡の経営」、「
セムラーイズム」参照)
将来的には在宅勤務を推進し、更には地方や田舎に住みながら勤務する形態も実現したいと思っている(すでに今年から在宅勤務はスタートした)。
豊かな自然に恵まれ、生活コストも東京と違って著しく低い。過度なオシャレや豪華な住まいや車などにお金をかける必要は無く、家賃も安い。食べ物は自給自足や御近所さんとの物々交換でかなり賄える。
そう考えると年収300万円でも充分豊かな生活を送れる可能性があるのが、地方の田舎だ。
(
年収300万円時代を生き抜く経済学)
そんな想いもあり、オプトファーム構想が上場日の夜、役員4人で飲んでいる時に話題に上り、決定した。
オプトの社員は毎日パソコンに向かう時間が長い。
自然と触れ合う事で人間本来の営みを思い出し、リフレッシュしてもらいたいという気持ちもあり、千葉県館山の近くに「オプトファーム」を購入した。菜園付きの庭の付いた土地と寝泊りできる一戸建てだ。当初は毎月社員が代わる代わる訪れ、作物を作ったり、海まで行って遊んだり楽しんだ。
しかし、アクセスの悪さと交通費の高さ、毎回草刈りから始めねばならない点、また何と言っても若い社員にとっては田舎の魅力より都会の刺激的な魅力が勝っていたこともあり、徐々に足が遠のいてしまった。
結局、数年後に閉鎖し、2013年に売却するに至ってしまった。
今後は別な形で自由なワークスタイル実現を目指していきたい。